「あぁ〜ナスカねぇ〜。」これが、よく聞くナスカの感想。そう、みなさん微妙な苦笑い。日本人にとって南米の有名なものといえば1位マチュピチュ2位ナスカの地上絵じゃないでしょうか?それなのにそんなしょぼいだなんて・・・。とはいえ、せっかく会社辞めてまで来ている南米。見ずに帰るなんてできない。

◎セスナが非常に小さいのでほとんどの人が酔う。                         ◎空からみると案外絵が遠いので小さい。                             ◎天候が悪いと見にくいことも・・・                               ◎値段が高い。ローシズンで25から35ドル。ハイシーズンはさらに↑。

これらがナスカの地上絵の評判を悪くしている原因だと考えられる。ガイドブックにもこういう内容は書かれているくらいだし、実際行った人の反応は鈍い。ということで私達はかなり期待せず、がっくりするのは覚悟で向かった。私にとっての最大の難関はもちろん飛行機酔い。当日の朝は非常に穏やかな晴れの日。起き抜けに早速1錠服用し、朝食抜き。空港で1時間も地上絵についてのBBSの番組を見せられ、すっかり薬は効いていて居眠りしていた。飛行時間は約30分の予定で、いよいよ出発。ここで多くの人はおもちゃのようなその飛行機にドキドキするだろうが、私は開始何分で我を忘れるくらいの酔いがくるのかでドキドキしていた。

しかし、実際離陸すると日本では見られないパンパの景色に感動。一つ目の「くじら」の地上絵をみてさらに感動。パイロットのおじさんは一生懸命「あそこにあるよ!」と教えてくれ、私達がちゃんと見れるまで何度でも旋回してくれた。(→この旋回が酔う原因になるが・・・。)あっという間に全地上絵を制覇した。終わってみての感想は二人とも「なんか結構良かったよねぇ?!」であった。期待していなかったといのもあるかもしれないが、やっぱり自分の目でみるのはTVや図鑑でみるのとは違うよなぁと実感。

翌日はさらにミラドールという地上から観察する為の塔に登ったり、ガイドの話を聞いて「ほほーっ」と納得してみたり。不思議のナスカ人について思いをめぐらせるのもナカナカ。評判に流されず実際足を運んで良かったというのが正直な感想。

私より乗り物に弱い人を見たことがないし、みなさんも薬を1錠だけもってナスカの地上絵どうですか?

《注意》 でもやっぱり全部見終わったあと、空港まで戻る時は気持ち悪さ満開だった。親切にもいざという時のビニール袋はセスナ内に用意されているけど・・・。

12月24日yoko  Diary Indexへ

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