「早く、あったかいところに移動したいなぁ」とブラジルでのビーチを夢見てココロがはやっている。

現在、私達は富士山より高い標高にいて、激サムの毎日を過ごしている。そしてこの寒さがいろんな所で、日常生活に支障をきたしており少し気がメイっている。

シャワーのお湯はかなりあったくないと入れないし、寒くて外を気軽に歩けない。夜は手足が冷えてなかなか寝れないし、その上トイレが近いのだ!回数で言えば1日に7、8回は軽く超えている。何かの病気になってしまったのだろうか・・・と不安になる夜が続いている。そして、この不安は移動日に大問題となってのしかかってきた。

本日のバス移動は6時間(プーノ→アレキパ間)。乗る前にトイレに行って用を済ませていたのだが、やはり乗車後3時間あたりで膀胱がうずいてきた。やっすいバスに乗っていたため、トイレはついていない。『そう言えば、尿意をもようしてから膀胱にはまだあと半分の余裕がある』って聞いたことあるなぁと自分をごまかし、気を紛らわすために音楽を聴いた。それでも寒さにはやはり勝てなかった・・。どうしよう、到着地までもたないわ(苦)

すると、ある一人の老婆が運転手の後ろのドアを叩きだした。そして、なにやら合図をだしていた。運転手はそれに気付き、しばらくしてバスは何にもない場所に留まりだし、老婆は降りていった。何だろうと思って見ていたら老婆は、おもむろにスカートをまくりあげ、しゃがみだした。

え?っと驚いている暇もなく、その老婆
に続き総勢20人強のペルー人がゾロゾロと降りて、みんなで仲良くしゃがみだしたのだ。子供から大人まで・・・みんな仲良くだ。、もちろん、若いおねえちゃんもその中に入っている。

・・・まさかだった。

草が生えていて茂みになっているとかではなく、普通の原っぱで・・・隠す様子もなく堂々と始まっている。その光景にとまどいながらも、私の膀胱は参加を強く希望していた。結局、羞恥心の方が勝ってしまって行事に参加できず後々後悔することになったのだが・・・。


旅行をしていても、「その土地にはその土地の文化がある」と、たいていのことではカルチャーショックなんてのは受けないと勝手に思っていたのだが、非常に甘かった。

せめて草むらでお願いします。

こっちの女性の民族衣装はスカートがチョウチンの様に妙にふくらんでいる。しゃがめば、うまいこと隠れる。ある意味、よく出来ているなぁと感心してしまった。

   2005/01/02・・・(mitsue)        Diary index ヘ戻る

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